金剛山には、たくさんのルートがあることが知られていますが、初心者におなじみのルートといえば、「千早本道」と「念仏坂」ではないでしょうか。
体力に自信がないけど、毎回千早本道や念仏坂ばかりでは飽きてしまう…。しんどすぎないルートが他にあれば知りたい!
そんな声にお応えして、今回は寺谷ルートを写真つきでご紹介します。
寺谷ルートとは
スタートは念仏坂ルートと同じ百ケ辻登山口ですが、途中の分岐で山道に入り、念仏坂と比べると短い距離で山頂までたどり着けるルートです。
石や土の地面が続き、木で作られた階段やはしご橋がところどころに出てきます。
距離が短いため急勾配もありますが、自然を楽しみながら登っていくとあっという間に「もう山頂に着いた!」という気分が味わえて、得した気分になれるのも、寺谷ルートのいいところ。
沢のすぐ近くも歩くので、以前カニに出会ったことがありました。
蜂や蛇には出会いたくありませんが、カニならこども達が喜ぶので大歓迎。
ちはや園地は通らないので、トイレは駐車場と山頂の2か所です。
駐車場
駐車場は、念仏坂ルートでもおなじみの大阪府立金剛登山道駐車場が便利です。
以下の記事に、駐車場の詳しい情報を載せています。
それでは、出発しましょう
分岐はここ!
登山口から登って行くと、左側に水飲み場が見えてきます。
寺谷ルートへの分岐は、水飲み場のすぐ先にあります。
この階段をみると不安になるかもしれませんが、大丈夫なので安心してください。
寺谷ルート入り口の階段を登ると、さっそく岩がゴロゴロしているので、少し驚きます。
この場所から少し進んだところに、再び分岐がありますが、右に進んでください。
まっすぐ進むと、難易度高めのコースなので、注意すべきポイントです。
寺谷ルートに入る
ここまでは、前半でした。
後半は傾斜が大きくなってくるので、だんだんしんどくなってきます。
通路が狭いところが多く、対向の人が見えたときには譲り合いが必要です。
急に開けた場所に出たら、山頂は間近
後半の急勾配は、そんなに長くはありません。
登っていると、急に開けた平らな場所にでます。
ここまで来れば、山頂まではあと5分くらいで到着です。
お疲れ様でした。
寺谷ルート、補足
寺谷ルートは飽きにくい
寺谷は、はしご橋に階段に沢、と変化が楽しいルートです。
はしご橋をトン、トン、トン、とリズミカルに歩くと気分も上がって心が躍ります。
雨の影響を受けやすそう
通路に山水が浸み出しているところも何カ所かあるので、雨が続いた後は水カサが増えたりするんじゃないかと思っています。
私は毎回こども連れなので、危険が予測される場合は念仏坂で登っています。
ちょっぴりハード
距離が短い分、傾斜が急です。特に後半は急勾配が続くので、しんどさを感じるかもしれませんが、長くは続かないので安心してください。
傾斜のゆるい場所に出たときはすでに山頂付近なので、がんばれます。
下山は、注意深く、できれば念仏坂がおすすめ
下山は、慣れている大人には問題ありませんが、初心者やこども連れには危ないと思います。
山頂付近の急勾配のところは特に細くて、足場も土で、木の根っこがむき出しているので不安定です。
つまづくと、転がり落ちていきそうな恐怖を感じます。
下りは、念仏坂ルートがおすすめです。
ちはや園地と伏見峠を経由して、念仏坂を下り、寺谷ルートの入り口を通りすぎて、元の駐車場まで戻れます。
霜柱(12月初旬)
山頂間近の急斜面に、一面の霜柱に出会えた日がありました。
1cmほどの霜柱でしたが、あっちにもこっちにもたくさん!
お住まいの地域によりますが、関西南部では珍しいので、こどもだけでなく大人もうれしくなっちゃいますね。
まとめ
金剛山寺谷ルートは、体力に自信がなくても大丈夫!下山には念仏坂との周回ルートがおすすめ
自然との距離が近くて、比較的時間もかからない寺谷ルートを、ぜひ一度試してみてください。
知らなかったルートを探すには、山地図を使うと便利です。登山する際にも携帯して、もしもの事態に備えましょう。
トレッキングポールがあると、登り下りが少し楽になります。持っていない頃は、ちょうどいい長さの木の枝を現地調達して使っていました。今は、下記のものを愛用中。
ポケットストーブもあると便利。軽量で安価なので、バーナーより取り入れやすいですね。
この記事は、SWELLで書きました。
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